私は今まで、子育てに関する本は『私の完璧主義を加速させてしまうだろう』という理由で極力読まないようにしてきました。
『2歳になったら』『5歳までに』そんなようなフレーズがあったら、私の場合プレッシャーにしかならない。
子育てに悪影響が出るだろう、そう思っていたのです。
でも最近『非認知能力』について知りたいという思いと、息子を年中からの2年保育にすることを決め、『母である私と過ごす時間が子どもにどんな影響を与えるのか』と、子育てに関する本も読むようにしました。
【子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」】
【東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?】
↑こちらの2冊はAmazonUnlimitedで無料だったので読んでみました
一番気になっていたのは、【「非認知能力」の育て方】です。
どれも『読んで良かったと』と思える本でした。
全て親のせいでは無いけれど、なぜ私が自己肯定感の低い人間になってしまったのか、うつや精神科通いを経験することになったのか、すぐ心が折れてしまうのかわかった気がしました。
子育てにおいて、特に私が注意しなくてはいけないところは、
・子どもの価値観を尊重すること
(私は親に意見すれば鼻で笑われてしまっていました※もちろん私の言い方もイラッとさせていたのでしょうが)
⇒自分では『え?』『なんで?』『おかしい』と思っても、人として明らかにルール違反でなければまずは子どもの考えを受け入れて様子を見てみる
・『親』という権力を使って子どもに従わせようとしないこと
(親が間違っていることもあるし、いざ間違いに気づいたときに素直に謝れなくなる・言い訳しがちになる)
⇒親としての考えを伝えた後の選択は子どもにさせるようにする
・親自身が成長する
(親ができないのに子どもにはできてほしいは無理な話)
⇒まずは自分が実践しその背中を見せれるようにする
・『ありがとう』と『ごめんなさい』を子どもにもちゃんと言う
(両親は『ありがとう』は特別な時くらい、『ごめんなさい』に至ってはほとんど聞いたことがありません)
・恥をかくことをごまかそうとしない
(間違うことは誰にでもあるし、そこから成長していけばいい)
完璧主義な両親の元私は育ってきました。
両親ともに真面目で私はいつも『辞書で「父」「母」とひいたら出てくるような感じの人』だと思っていました。
完璧主義だからこそ、自分の間違いを認められない・ダメな自分を受け入れられない・子どもに指摘されるとまず自己防衛に走る・子どもを『下』に見ている(価値観を尊重されない点等)、そんなところがあったのだと思います。
そのような性格は見事に私に受け継がれ、私は自己肯定感の低い人間になっていました。
高校と大学で鬱になり登校拒否もしていました。
精神科に23歳まで通っていました。
子育てにおいても『完璧主義』が発揮され、子どもが0歳の間は夫とぶつかることも多くありました。
でも、まだまだ自分は成長していけると思っています。
それは『ダメな自分』もちゃんと受け入れられるようになったから。
昔は自分のだめな部分を認めたら『負け』という感覚がありました。
でもしょうがないんです、認めるしか無いのです。
だって私は完璧ではないのだから。
自分をありのまま受け入れられずに、良い子育てができるようにはならないのでは、と今は思っています。
良い子育ての考えは人それぞれだと思いますが、私の場合は自分も子どもも人生を楽しめることだと思っています。
人生を楽しむためには、自分をありのままに受け入れること・成長していこうという気持ちを忘れないことが必要だと思います。
正直、はじめての子育てで子どもが何歳になっても『新しい困難』はやってきますし、疲れ切って自分に自身が持てないときも多くあります。
自分をコントロールすることがまだ上手では無いので、子どもの寝顔にむかって『ごめんね』とつぶやくこともあります。
でもそんな時には、今回読んだ本をもう一度読み返してみようと思っています。
特に【「非認知能力」の育て方】は著者であるボーク重子さんの成功だけではない実体験もたくさん載っていて、『私だけじゃないんだ』と励まされるとともに同じように前を向こう!と元気をもらえる一冊でした。
※この記事においての『自己肯定感が低い理由』『母として何をしたらいいのか』はあくまで私個人の見解によるもので、これが正しいというわけではありません。