夏休みの旅行で山口へ行った際、気になっていた元乃隅稲成神社へ行ってきました。
鳥居が並ぶこの絶景は、最近ではすっかり有名になりましたね。
この元乃隅稲成神社はよく見ると、京都の伏見稲荷大社などの『稲荷』とは違い『稲成』という漢字が使われています。
このタイプの稲成は、島根の太鼓谷稲成神社と元乃隅稲成神社の2箇所しか無いそうです。
こちらの鳥居から入って上へと登っていきます。
途中から後ろを振り返って見える景色もなかなかいいです。
しばらく階段を登り、こちらで参拝したのですが…
少し下がったところで人だかりができていました。
みんな鳥居の上の方に向かってお金を投げています。
よく見ると、ここにお賽銭箱があるんですね。
こんな高い場所にお賽銭箱があるのは始めてみました。
一回で入る人もいれば、落ちてしまい拾ってもう一度挑戦する人も。
私は運動神経皆無なので、最初から一発で入ることは期待していませんでしたが…1回目全然届かない。
2回目、近くまで行ったものの入らない。
3回目、『どこに投げたの?』という方向へ飛んでいきました。
旦那は1発でお賽銭をいれることができましたが、私は3回やっても入らず…そろそろ周りの人たちに迷惑かなと思い残念ながらお賽銭を入れることはできませんでした。
上のところでお賽銭入れたから良いかな…と思っていたのですが、帰ってきてから調べてみると、実は下の方に別のお賽銭箱があったらしいです…。
御朱印は『勝』『富』『福』『幸』『愛』の5種類あり、白狐のイラストの色がそれぞれ違いカラフルで可愛いです。
眺めもよく、お賽銭の方法もユニークな神社でした。
【元乃隅稲成神社】
中国自動車道美祢ICから車で60分
JR山陰本線「長門古市駅」または「人丸駅」からタクシーで約20分5:30〜17:30※夜間の立入・撮影は禁止
龍宮の潮吹交流施設(元乃隅売店)10:00〜17:00
※イベントに寄って変更有
旅行から帰ってきたある日。
京都の神社がテレビで紹介されていたのですが、出演者の人たちが元乃隅稲成神社のようにお賽銭を鳥居の上の方へ投げていました。
こちらは西宮神社、大阪今宮神社と並んで『日本三大ゑびす』と言われ、『えべっさん』の名で親しまれています。
こちらがテレビで紹介されていた京都ゑびす神社の鳥居。
よく見ると…ここに福箕(みの)があり硬貨が入っているのがわかります。
元乃隅稲成神社のお賽銭箱よりは高さは無いように感じましたがそれでも難しそう…。
1回目、理解不能な方向へ飛んで行きがっくり。
どこで硬貨を手から離すのが正解なのかわからず、他の人が投げているのを観察。
すると目の前にいた女性が成功し、その投げ方を真似してみることに。
2回目、いい感じに手から離れた硬貨はそのまま福箕に着地。
無事にお賽銭を入れることができました。
ここ京都ゑびす神社にはもう一つ珍しいスポットがあります。
それがこちら。
『優しくトントンと叩いてください』と書いてあります。
実は、こちらの神社のえびす様は大変高齢でお耳が遠いため『お参りに来ました』と肩をたたいてお知らせするためなんだそうです。
想像するとなんだかほっこりしますね。
順序としては、本殿正面でお参りした後、本殿左側に廻り、再度お参りするのが正しいようです。
京都ゑびす神社では、えびす様のお誕生日の1月10日前後に『10日えびすの大祭』が開催されとても賑わうそうです。
【京都ゑびす神社】
京阪電車 祇園四条駅下車 徒歩6分
阪急電車 河原町駅下車 徒歩8分
JR・近鉄 京都駅下車 バス(17・205系統)で約10分
河原町松原バス停徒歩約5分
市バス(31・46・201・203・207系統など)で四条京阪前バス停徒歩約5分
元乃隅稲成神社といい京都ゑびす神社いい、こんなお賽銭方法の神社は今まで知りませんでした。
京都の神社は色々回りましたが、まだまだ変わった神社や面白い神社がありそうですね。