毎年8月16日に京都で毎年行われている『五山送り火』。
関東にいた時は『大文字焼き』として覚えていましたが、通っている小児科の先生に『東京の人は大文字焼きって言うけど違う!五山送り火って言うんだよ。』と教えられました。
・大文字山(如意ヶ嶽)の『大』
・松ヶ崎妙法の『妙』『法』
・左大文字
・船山の『舟形万灯籠』
・曼荼羅山の『鳥居形松明』
の5つあり、順番に点火されます。
『大』しか知らなかったので、イメージは大文字山がどーんと1つあるイメージだったんですが、実際はこんな感じになっています。
(https://souda-kyoto.jp/travel/life/gozan.htmlより)
以前から『大文字山登ってみようか』と話題に上がっていたものの、『もう少し暖かくなったら』『もう少し涼しくなったら』などと言って結局京都に来てから2年以上登ることのなかった大文字山。
先週、ようやく登ることができました。
片道1時間弱、小学生の遠足で登ることもあると聞き、なんだか気が楽でした。
難易度のイメージは新婚旅行で行ったハワイのダイヤモンド・ヘッドくらい。
暑くなるとしんどいから午前中に出発しました。
このあたりは桜の時期はほんっとうにキレイです。
今年も去年もここに桜を見に来ました。
桜の時期は観光客の人も多く通りは人だらけですが、今の時期は『本当に同じ場所?』というくらい人が少なく落ち着いています。笑
銀閣寺参道も桜の時期は人が多かったのですが、今はのんびり歩けます。
銀閣寺に到着。
ですが、私達はここから左折して登山ルートへ進みます。
序盤から2歳の息子が石に夢中でなかなか進んでくれませんでしたが(笑)、どうにか登山スタート。
少し歩くとこんな感じで川の音がしたり気が多くなってきて歩いてるだけどとても気分がいいです。
ダイヤモンド・ヘッドをイメージしていた私ですが、登り始めてすぐ息切れ…。
木でできた階段がしばらく続くので、ハワイの時よりこっちのほうがしんどい、と思いました。
(年齢も関係あるのかも…)
こういったガタガタした道もあり足元に注意しながら進みました。
ちょこちょこ休みつつ30分ほど歩いた頃、目の前に現れたのは長い階段。
(まじか…。)※心の声
ダイヤモンド・ヘッドも最後に長い階段があったなぁ、でもこれを登ったら頂上なのかも!と思い登りました。
…甘かったです。
また別の階段がありました…。
だいぶ体も疲れてきていましたが階段が終わる頃になると火床のあたりが見えてきて『やっと着いた!』という気分で一気に進むことができました。
火床に到着! (『大』の文字のところです)
火床からの眺めはこんな感じで遠くまで見渡すことができます。
若い頃は無かった高所恐怖症が出てきてちょっと怖いくらいです。笑
緑のエリアがぽんぽんぽんと3つ見られますが、一番奥が京都御所、真ん中のが吉田神社、手前左側は真正極楽寺のあたりでしょうか。
京都に住み2年経ち、ようやく地名や神社の名前も覚えてきたので、こちらから京都の街を眺めながら『あれは◯◯かな?』なんて話すのも楽しくなってきました。
こちらの写真(↑)は真ん中よりちょっと左に赤い鳥居があります。
わかりますか?
ここです。
この鳥居があるのは平安神宮です。
この写真(↑)には京都タワーがあります。
ここです。
こちらではお弁当を食べている家族がいたり音楽を奏でている人がいたり、なんだかのんびりした雰囲気でした。
十分に眺めを楽しんだら下山です。
上りと違ってさくさく進みます。
途中にあったこのリフトは五山送り火の時に先程までいた火床に木を運ぶためのものなんだそうです。
だいぶ下まで降りてきました。
山の地図があったことは下ってきてから気づきました。
一気に降りてきたので、膝が笑うという普段体験しない状態になっていました。
(明日絶対筋肉痛になってるなぁ…)
降りてきたら甘いものが食べたくなったので、銀閣寺に一番近い『まつばや』で休憩。
こちらは奥に座る場所があったりお茶があったり登山で疲れて戻ってきた人にはおすすめのお店です。
旦那はソフトクリーム、私は銀閣寺シューをいただきました。
銀閣寺シューは上にカリカリしたもの(何だったんだろう?)が乗っていて面白い食感。
ソフトクリームや銀閣寺シュー以外にもペットボトルの冷たい抹茶もありました。
海外の観光客の方も買っていってました。
大文字山登山の翌日、案の定両足筋肉痛になりました。笑
筋肉痛は4日続きましたが、京都に住んでいる間に、大文字山に登れて良かったです。
2回目は…あるかなぁ?
まぁまずは体力付けないとって感じですね。笑
【店舗情報】
まつばや
元田中駅から1,678m
営業時間:9:00~17:30
定休日:不定休