京都に来てから色々食べてきましたが、その中でも『一番美味しい!』『また食べたい!』と思うのが、あぶり餅です。
京都へ来る前まで存在も知らなかったあぶり餅ですが、一度食べたらその美味しさにビックリ。
それから何回も食べに行っています。
なぜ『玉の輿神社』と呼ばれているかと言うと、日本史上一のシンデレラガール・桂昌院(お玉)にゆかりのある神社だからです。
幸せを願う方には必見の今宮神社の門前菓子が『あぶり餅』。
あぶり餅はきなこをまぶした小さなお餅を香ばしく焼いたもので、無病息災や厄除けのご利益があります。
今宮神社へお参りに行くときも神社を出るときも、炭火焼きのいい匂いがしてついつい立ち寄ってしまいます。
今宮神社のお参りを終え出てくると、左側に『一文字屋和輔(一和)』、右側に『本家 根元かざりや』があります。
どちらも、あぶり餅のみのメニューで1人前¥500です。
歩いていると両側から声をかけられるので、初めて来た方はどちらのお店に入ろうか迷ってしまうと思います。
美味しくて1人前はぺろっと食べられるので、両方行って食べ比べもいいと思いますが、もしどちらか…と言うなら私は『かざりや』がおすすめです。
どちらのお店のあぶり餅もとても美味しいので好みの問題ですが、個人的には『かざりや』の方がきなこ感を感じたので好みの味でした。
(人によって感想は様々できなこ感が薄いと感じた方もいるみたいです)
甘さで言うと『一和』の方が甘め、『かざりや』の方が甘さ控えめと感じる方が多いようなので、甘さの好みで決めるのも良いかもしれません。
1637年創業のかざりやはお店の中も雰囲気があって魅力的です。
食べる場所は、畳のお座敷・テーブル・縁側があります。
あぶり餅がこちらです。
(この時は縁側でいただきました)
これがそれぞれ1人前なのですが、最近我が家では3人前頼んで旦那と2人で食べきってしまいます。
初めてあぶり餅を食べたときは、食べやすい大きさのお餅・きなこの風味と甘い白味噌のタレ・香ばしい焼き目…これかが合わさるとこんなにも美味しい食べ物が誕生するのか!って思いました。
ちなみに3人前からお持ち帰りもできます。
お持ち帰りのあぶり餅もおいしいはおいしいのですが…やはりできたてには敵いません。
できたてよりお餅が少し硬くなってしまうのと、隣のお餅とくっついてしまうのでちょっと注意が必要です。
母が学生時代に旅行できた時も(何十年前?)タクシーの運転手さんのおすすめでこちらのあぶり餅を食べたそうです。
ずっと変わらずにあるお店って良いですよね。
私もおそらくあと1年くらいでまた関東へ戻るわけですが、食べ物では唯一こちらのあぶり餅が気軽に食べれなくなる、ということが寂しいです。
でも『一文字屋和輔(一和)』も『本家 根元かざりや』も歴史の長いお店なので、数十年後でもきっと今と変わらない美味しいあぶり餅が食べれると期待しています。
【店舗情報】
京都市営バス46系統「今宮神社前」から歩いて3分
今宮神社の東門参道に立地
北大路駅から1,438m
営業時間:10:00~17:30
定休日:水曜日
※ 水曜日はかざりやも一文字屋和輔もお休みなのでご注意ください。